kyoto Experiment 2016 Spring Open Entry
NEXT Performance!
ユリイカ百貨店10thStage
[MOON]
2016'03/11(fri)-03/13(sun)
会場/元・立誠小学校音楽室
STORY
魔女三姉妹の末っ子ミイ。
ある朝、郵便受けにひらりと舞い 込んだ一枚の絵はがきを見て、
そこに写った青年に恋をしてしまいます。
ところが、姉たちは猛反対。
「恋をしたが最後、魔法は使え なくなってしまう!」
絵はがきに書かれた名前をたよりに、魔女たちは〈アストロ写真館〉 へと向かいます。
この恋をあきらめるために。
半世紀ぶりに開催される万国博覧会。
その前夜に巻き起こる 、これは心と心のふれあう瞬間を描く物語です。
MOON舞台美術イメージ作画/重田正子
MOONは、
魔女と、恋と、ミュージカルでお届けします。
写真館を舞台に繰り広げるパフォーマンスです。
お子様との観劇を歓迎する会と、密やかなオトナの会をご用意しました。
また、観劇後に物語に登場する「アストロ写真館」にて、お写真を撮影していただけます。
素敵な物語と、豊かなパフォーマンス。
そして、流れゆく日々の大切な1日を、お手元に残してくださいませ。どうぞおたのしみに!
公演日/2016年3月11日(金)〜3月13日(日)
11日(金) 14:00〜 プレビュー(ご招待の方のみの上演です。)
19:00〜 ①(OTONA 密やかなオトナの会)
12日(土) 11:00〜 ② (wellcome! with children!)キャンセルまち
19:00〜 ③ (OTONA 密やかなオトナの会)
13日(日) 11:00〜 ④ (wellcome!!with children! )キャンセルまち
15:00〜 ⑤ (wellcome! with Children! )
託児workshop「魔女のぼうし」
・上演時間は60分を予定しております。
・開場は開演の30分前です。
・上演後、アストロ写真館で撮影をしていただけます。
初めての試み! 物語上の写真館アストロでの写真撮影です。
お手持ちのスマートフォンやデジタルカメラをお持ちくださいませ。
チケット料金
当日/2200円 ご予約/2000
お子様 (小学生以下) 500円
※お子様のみのご入場はしていただけません。
保護者様ご同伴のうえ、膝上観劇無料
チケット取り扱い
A/ユリイカ百貨店webにてご予約
B/SHOPユリイカ百貨店にてご注文
C/喫茶フィガロにてご購入
託児ワークショップ「魔女のぼうし」
3/13日(日) 15:00〜の会には「託児こどもワークショップ」を開催します。
要ご予約おひとり500円
観劇中に、おこさんのみでワークショップをしましょう。
どうぞお楽しみに!
ご予約終了しました!
観劇後のご意見、ご感想をどうぞ!
※ご予約ありがとうございます。
送信後yuriikahyakkaten.goyoyaku@gmail.comよりご予約完了のご連絡をいたします。
一部携帯アドレスの設定で、届かない場合があるようです。
3日たっても完了の返信がない場合は、お手数ですが、再度ご連絡くださいませ。
CAST
大木湖南 / アストロ写真館 シン
京都を中心に演劇活動を行う。ユリイカ百貨店にはナイトライダーで初出演。
尾上一樹 / ミカヅキさん
Add Description here1987年うまれ。男。人間、ときどき大根。京都造形芸術大学 映像・舞台芸術学科6期卒業。在学中は主に山田せつ子氏に師事。いいむろなおき氏主宰「マイムラボ・セカンド」1期生。2015年渡米。Steaven Wasson,Corinne Soumの両氏にCorporeal Mimeを師事。踊る介護福祉士。
友井田亮 / アストロ写真館 ジン
ユリイカ百貨店のほぼすべての公演に出演。
中村こず恵 / 魔女の長女 マイ
劇団犯罪友の会、ニットキャップシアター、烏丸ストロークロックに劇団員として所属、同劇団の作品に多数出演。フリーとしては、トリコ・A、正直者の会、ユリイカ百貨店の作品に出演。
2008年に出産育児のため、俳優活動休止。
2013年、活動再開。近年の出演作品は、ユリイカ百貨店『私の恋した青木さん』、ユリイカ百貨店+サギノモリラボ『TWO』下鴨車窓『渇いた蜃気楼』
inori / 魔女の末っ子 ミイ
大阪音楽大学声楽専攻卒業。これまで、様々なオペラやミュージカル、コンサート等に出演。2014年座間全国ミュージカルコンクール歌唱部門にて第2位を受賞。現在はクラシカル・クロスオーバーのシンガーとして活動しながら、演劇の世界にも魅了され、女優としても活動中。
森本久美 /魔女の次女 メイ
1978年京都生まれ
2001年よりユリイカ百貨店のほとんどの作品に出演し、演劇計画2004京都舞台芸術オーディエンス賞受賞。他劇団のゲスト出演多数。また、子供向けのワークショップの講師も務める
演劇活動のほかに、ホームパーティーの演出や、ジュニア野菜ソムリエの資格を持ち、小さな畑で、四季それぞれに合った無農薬の野菜を作る2児の母でもある。
Danny Donny-Clark /おつきさま
ユリイカ百貨店のほぼ全作品に、VOICE ACT、俳優として出演。
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STAFF
演出・作曲/たみお
脚本/坂本見花(浮遊許可証)
舞台美術/たみお、重田正子、(株)巽工務店
音響 / 三橋琢
作曲・編曲 / Gapuda
衣装 / 十色社
宣伝 / 友井田貴砂子
照明 / 筆谷亮也 香川由梨子
こども監督/ まいやゆりこ
舞台監督 / 夏目雅也
チラシ撮影/ 酒井修平
企画・制作/ ユリイカ百貨店
協力/NPO法人フリンジシアタープロジェクト
京都府文化力チャレンジ事業
後援/京都市
文章/坂本見花
アストロ写真館についての物語
ウンチク好きの常連さんによる、こぼれ話
月は、はたしていつからそこにあったのでしょうか。
夜空に浮かぶ月のことではありません。
ほら、あの街角の小さな写真館〈アストロ写真館〉の。
扉を開けると、すました顔で私たちを出迎えてくれる、
ハリボテの月のことです。
先代のあるじから聞き出したところによりますと、
あの月はなんでも、とある気弱な青年が、
恋人にプロポーズするために作ったものだそうです。
月にならんで腰をかけ、目と目を見つめ合わせれば、
たとえ高価な指輪がなくたって「イエス」と言ってくれるはず――
青年はそう考えて、
指にたくさんの傷をこしらえながらハリボテの月を作り、
みごとにプロポーズを成功させたのだとか。
(実は先代のあるじこそ、その「青年」なのではないかと私は思っているのです。ご本人はついに認めてはくれませんでしたけれども)
ですからね、
これから〈アストロ写真館〉で写真を撮ろうというかたは、
覚えておかなくちゃいけません。
あの月は、二人掛けです。
三人以上は座れません。
どうしてだか、わかるでしょう?
プロポーズするのには、それで充分だからですよ。
(文章 坂本見花)
文章/坂本見花
これは魔女のものがたり
よい魔女に、わるい魔女
はたらきものの魔女に、なまけものの魔女
古今東西、いろんな魔女がおりますけれど、
わたしたち三姉妹ほど、すごい魔女はおりません
わたしたちは、なんでも魔法ですませます
おいしい紅茶が飲みたくなったら、ポットに頼んでお湯を沸かしてもらいます
あつーいお風呂に入りたくなったら、お風呂に沸いてもらいます
わたしたちにできないことは、この世になにもありません
でも、たったひとつだけ、やっかいなことがあるのです
わたしたち、
三人の心がぴったりひとつにならなければ、魔法が使えない
けんかしていてはだめ
おたがいのことをにくんだり、うらやんだりしていてもだめ
ましてや、恋なんて……
ぜったいにしてはいけないのです
なぜって?
恋ほど強い気持ちは、この世のどこにもありません
一度、恋をしたが最後、死ぬまで恋のとりこです
ほかのことを考えるすきなんて、これっぽっちもないんですから
これは、そんなわたしたち三姉妹のものがたり